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閉局ギリギリ、備蓄していない薬の処方箋が来た!

薬剤師
医薬分業によって、薬は専門家が指導する、という目的で作られた調剤薬局。
今では病院の近くには必ずありますよね。
同じような効果のあるお薬の重複により副作用が出ることを防いだり、飲み合わせをチェックしたりと「かかりつけ薬局」を持つ重要性について、良く耳にすることと思います。

しかし現実的には、門前の病院以外のお薬を全て常備することが不可能です。
処方された病院の近く以外に処方箋を持っていくと、「今お薬がないので」と言われることも少なくありません。
その薬局で取り寄せてくれればまだ良いのですが、夕方の閉局時間ぎりぎりだったり、今すぐに飲みたいと思う時、「もし(面倒でなかったら)病院の門前薬局でもらうと確実ですよ。」と遠回しに(取り寄せなくてもいいですか)というように言われることも。

本来、断ってはいけないのですが、総合病院ではなく診療科が特化しているような病院の門前薬局や、規模の小さい個人経営の薬局だと、備蓄する薬の量も限られているのが現実です。
患者さんのほうでストックに余裕がある場合は別として、特に今すぐ!という場合には本当に困ってしまいます。

近くにチェーン店がない場合や個人経営の薬局では、まずは近所に同じ診療科の門前薬局に連絡し、小分け(その分だけ。30円というお薬もありました)してもらって取りに行ったり、薬剤師会でストックしているところへ買いに行ったりして、患者さん宅にお届けするなど、一生懸命揃える努力をします。

近所の薬局と持ちつ持たれつの関係を保ち、時には「今おたくの隣の病院の処方箋を持った患者さんが来たから、処方箋を流しますので、そちらで用意してもらっていいですか?」という連携プレーも。
患者さんが「かかりつけ薬局」として選ぶ場合は、家の近くであること、お仕事帰りに都合がいいなど、いろいろな理由がありますよね。
時には、毎週通うことになったから一緒に他の処方箋も、という人も。

1度出ているお薬であれば患者さんごとに備蓄するのですが、「今だけの臨時処方」となると、100%対応できるかというとそうでないことも。
総合病院ではFAXサービスがあるので、流してもらえると薬局としては助かります。患者さんが移動する間にストックできますから。

でも個人病院だったら?
特に閉局ぎりぎり(19時や20時)だったら、病院を出る前に一度お電話で確認していただければ、最悪、元来た道を戻らずにすぐにお薬をもらえるケースもあります。
電話番号がわからなかったら、病院の受付さんに電話を頼んでもいいですよ。
その方がFAXで送信してもらうことも頼めますから。

門前薬局以外のかかりつけ薬局で、初めて飲むお薬をもらいたい、しかも夜遅いとなったら、一手間おかけしますがお願いしたいです。